2012年5月12日土曜日

古いノートPCにUbuntuをインストールしてみる: 俺の備忘録・メモ帳


自分は仕事でも自宅でもWindows使いなので、ごくたまにLinuxを使うと、不慣れで困ってしまう。CUI(コマンドライン)の方は仕事でも時々使うので、コマンド・リファレンスを見ながら、少しずつ覚えて行けばなんとかなる。訳がわからないのはGUIの方で、Windowsのエクスプローラの感覚で、同じ事をしようとしても、どこに何があるのかが把握していないので、非常にストレスになる。
自宅の別パソコンにはXPとのデュアルブートで「Fedora Core 13」を入れているが、殆ど起動しないから、いつまでたっても慣れない。

家には、使っていない古いノートPCがほこりをかぶっている。これにLinuxを入れて使ってみよう。Linuxは軽いOSだという事なので、古いPCで使い物になるかならないか是非試してみたい。
やりたい事は、GPartedである。ハードディスクの低レベル操作や、色々なファイルシステムを扱いたいとなればLinuxにはかなわない。理由があって、今扱いたいファイルシステムはXFSである。
という事はディストリビューションはUbuntuが良さそうである。

Ubuntuの最低のスペック(システム要件)を調べると、こう書いてある。
「Ubuntuはx86 PC、64ビットPCで利用することができます。少なくとも256メガバイトのRAM(Desktop CDを使ってインストールする場合は少なくとも384メガバイトのRAM)と4ギガバイトのディスクスペースが必要です。」

今からUbuntuを入れてみようというノートPCは、「FMV-BIBLO NE7/800」(型名:FMVNE7803)である。
オリジナルのOSはWindows ME なのでかなり古い。2001年のモデルらしい。
HDDは30GB。CPUは Pentium3 800MHz。
メモリは標準128MB搭載だが、増設した記憶があるので、たぶん要件は満たしている。

これにXPを入れて、暫くは妻と子が使っていたが、かろうじて動くレベルであった。今は別のPCを使っているので、このノートPCは使われずに放置していた。これをUbuntuマシンにしようという意図である。うまくいけば、自分の寒い部屋に戻らなくても、リビングでこたつでTVを見ながら、あるいは子供の宿題を見ながら、Linuxをいじってみる事ができる。

手元に、「Ubuntu 10.04 LTS Desktop 日本語Remix」をダウンロードしてCDに焼いたものがあるので、これを入れてみる。10.04は現在のバージョンではないが、これでうまく動けば、後で現在のバージョンにアップすれば良いという考えである。

「Ubuntu 日本語 remix」でぐぐってみると、下記のサイトがヒットした。ここからISOをダウンロードした記憶があるので、たぶんここである。


システム管理者としてVistaを実行する方法

インストールCDを入れて起動させる。CDを読み込む音がして起動が進んでいる様なので、しばらく待つ。
画面にぽつんとキーボードと人を描いたアイコンが現れる。意味がわからなかったので、キーボードを色々さわってみたが、何かメニューなどは表示されなかった。
(後でぐぐったところ、ここでエンターを押すと、起動のメニューが表示されるらしい。また何も入力せずに暫く放っておくと、インストールする画面に進むらしい。)

CDからUbuntuを試すのか、それともUbuntuをハードディスクにインストールするのかを選択する画面が現れる。
その画面の左側が、インストールに使用する言語も選択する事ができる様になっているので、日本語を選ぶ。

次の画面で、住む地域・タイムゾーンとして日本を選択、キーボードの選択でJapanを選択。
その次に、「ディスクの準備」というページが現れた。ここで、「ディスク全体を削除してから使用する」を選択。マルチブートにしたい人は、ここで「手動でパーティションを設定する」を選ぶ事もできる。

「あなたの情報を入力してください」というページが現れる。
入力する項目は、自分の氏名、ログインに使う名前、ログインのパスワード、このコンピュータの名前(ネットワーク上から見えるコンピュータ名の事)を入力する。
氏名はローマ字で簡略化したものを、ログインの名前とパスは使い慣れているWindowsと同じものを入れてみる。
その次がログイン方法の3択になっている。「自動的にログインする」「ログイン時にパスワードを要求する」「ログイン時およびホーム・フォルダの復号化時にパスワードを要求する。」となっている。3番目の選択肢は、「復号化」という位だから、たぶんユーザ毎のホーム・フォルダを暗号化すると解釈した。後でぐぐってみた所、その通りの意味らしい。Windowsのユーザ毎のフォルダも暗号化する事ができるのだが、きちんと暗号化キーなどを別に保存しておかないと、PCがトラブって起動しなくなった時に困る事になる。
自分は暗号化までする必要はないので2番目を選択した。

ここで「進む」を押すと、ログイン名の指定でエラーメッセージが。ログイン名には英小文字と数字しか使えず、先頭の文字は英小文字でなければならないとの事。確かにLinuxはそうだった。英大文字のユーザ名など見た事ない。自分はその事をすっかり忘れており、Windowsの癖で最初の文字を英大文字にしていた。


VG AIXをミラー化する方法

次に「インストール準備完了」という画面が現れる。表示された内容を確認する。
その画面に「拡張...」というボタンがあるので押してみる。
ブートローダをインストールするか否か、そのインストール場所を指定できる様になっている。自分はデュアルブートをするのでないので、そのままにしておく。
ネットワークのプロクシもここで指定する様になっている。企業のネットで使用し、外部に接続するのにプロクシの設定が必要な人はここで指定する。自分はここもそのままにして、「キャンセル」を押す。

最後に「インストール」を押すとインストールが始まる。
アプリが進行している最中に、このコンピュータにインストールされる色々なアプリの紹介や使い方などがスライドで表示される。色々参考になる事が書いてある。「OpenOffice.org」も入っているらしい。「リポリトジ」の機能を使って、OSやアプリをバージョンアップしたりインストールしたりする事もできるらしい。
これを見る限りでは、自分の様な、Linuxに慣れていない→Windowsマシンばかり使う→Linuxを起動しない→だから慣れない、という悪循環の人にも敷居が低くなっている様に感じる。

後で気付いたのだが、ここまでのインストールの設定画面でも「パーティションをどの様に分割するのか」「スワップ領域を何GBにするのか」「/homeフォルダを別パーティションにするのか」といった事を設定する画面にはお目にかかれなかった。「Fedora Core 13」にはそうい指定があった記憶がある。これもインストーラにお任せである。

「インストールは完了しました。新しくインストールしたものを使うには再起動が必要です。」というメッセージが表示された。先ほどの「インストール」のボタンを押してからこのメッセージまで47分かかった。さすがに古いマシンである。恐らくパーティションの切り直しもしていると思うので、そんなもんであろう。

再起動のボタンを押すと、再起動が始まる。
「ディスク(ここではたぶんCDの事)が入っているなら、外してエンターを押せ」という意味の英語が表示される。CDは自動的にイジェクトされていたが、その画面のままである。試しにエンターを押してみると、再起動し、すぐにUbuntuのログイン画面が表示された。

ログインする時に、ログイン名ではなく、「自分の氏名」として入力したものが表示されている。自分ではわかりにくいので、後で、ログイン名と同じに変更しておこうと思う。「あなたの名前」というのは、ログイン時に表示されるアカウントの名前という事らしい。


サービスのUbuntuを起動する方法

ログインすると、次の画面が出るのにしばらく時間がかかる。一瞬、インストールに失敗したのかと思ったが、ディスクのアクセスランプは点灯しっぱなしなので、何か準備をしていると推定。そうこうしている内に、「不完全な言語サポート」というメッセージが表示される。

そうかと思ったら、その上側(手前側)に「"OAFIID:GNOME_WorkspaceSwicherApplet"を読み込む際にパネルで問題が発生しました。」というエラーも表示された。何だこれは。同様のメッセージボックスが全部で5個表示されている。
「お使いの設定からアプレットを削除しますか?」という事なので、削除しようと思ったが、その前にぐぐってみる。


上記のサイトがあった。これによると、質問した人が削除を選択したらログイン画面が表示されなくなってしまったらしい。この人の所ではメッセージが5個ではなくて8個である。

自分は、削除を選択せずにやってみる事にした。5個全部で「削除しない」のボタンを押してみる。

「不完全な言語サポート」という画面についても「選択された言語向けの言語サポートが不完全なようです。」とある。「このアクションをすぐに実行する」というボタンを押してみる。その前に家庭内LANの線をつなぐ。

「言語とテキスト」というメッセージが現れる。
日本語の次を「English(United Statues)」「English(United Kingdom)」「English」という順番にして、「システム全体に適用」ボタンを押してみる。
パスワードを求められた後に、元の画面に戻った。
「言語のインストールと削除...」ボタンを押してみる。
「インストールされている言語」という画面が現れ、「キャンセル」しか押しようがない様になっている。「キャンセル」を押すと元の画面に戻った。
左上の×を押して閉じ、「このアクションをすぐに実行する」をもう一度押すと、「利用可能な言語サポートを確認しています」という画面が2つ出てきた。
その両方が「言語サポートが完全にはインストールされていません」という表示に変わった。両方とも英語の事っぽい。片方の「インストール」を押し、もう片方は「後で通知する」を押してみる。

OpenOffice関係の英語のサポートファイルがインストールされている。日本語の方は大丈夫なのか。
気が付いたら、もう普通のデスクトップ画面になっていて、その上でエラーが出ているっぽい様子である。OSとしては動いているという事だろうか。


そうこうしている内に、「システムで利用可能な言語のリストがアップデートされました」と表示された。「Close」を押して閉じる。
「利用可能な言語サポートを確認しています」という画面がまた出て消えた。HDDのアクセスランプは点灯しっぱなしである。何だこれは。
2つ残った「言語とテキスト」というメッセージの左上の×を押して閉じ、「不完全な言語サポート」という画面も閉じる。

上側のメニューのバー(これは何というのか・・)の表示は日本語になっている。
デスクトップ上には何も無くなって、普通のOSとして動作しているみたいである。

しかし、相変わらずHDDのアクセス表示は点灯しっぱなしなので、そのまま放置してみる。

2時間程放置した後に、再び見たところ、HDDのアクセスは止まっており、「アップデート・マネージャ」という画面が起動していた。「このコンピュータで利用できるソフトウェア・アップデートがあります」という事で、369個がリストアップされていた。

「今すぐインストールしたくない場合は、後でシステム管理メニューから"アップデート・マネージャ"を選択してください」との事である。

このPC自体が再起動するか否か見たいので、今回はそのまま閉じる事にする。

それと、画面上のバーに気になる表示が。赤の三角に「!」マークが表示されている。マウスを近づけると「ネットワークの問題か、リポリトジが古いので・・・」と表示されている。これも恐らくインストールしたCDが少し古いせいであろうと思う。ダブルクリックすると「Synaptic パッケージ・マネージャ」というウィンドウが開いた。これも後で調べる事にして、×で閉じる。

では、シャットダウンしてみる。右上の隅に、電源を意味する様な、○と1を組み合わせたマークが表示されているので、それをクリックするとメニュー項目に「シャットダウン...」がある。確認のダイアログが表示されて、無事にシャットダウンされた。

電源を入れて再起動してみる。
普通に再起動された。赤の三角に「!」マークがあったものは消えている。
その代わりに、画面の下側にWindowsでいう「タスクバー」のようなバーが表示されている。何らかのアプリを起動するとそこにタイトルが表示されるので、まるでタスクバーである。

何はともあれ無事にインストールできた様なので、後でじっくり色々設定して使えるようにしようと思う。


システム→システム管理の中に「システム・モニタ」というのがある。「システム」というタブを開いてみると、ハードウェアの欄に「メモリ: 244.8MiB」とある。「MiB」って何だろう。たぶんメガバイトの事だと思う。128MBに256MBの増設と思い込んでいたが、128MBの増設らしい。
それだと、「Desktop CDを使ってインストールする場合は少なくとも384メガバイトのRAM」という要件は満たしていない事になるが、きちんとインストールできている。こんなに少ないメモリにPen3なので、きびきび動かないのは当然だが、一応パソコンとして動いている様である。
一応OpenOfficeも動作している様なので、インストール成功という事にする。



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