メールで画像を送る前に
いつものようにメールのチェックをしたら、たった1通のメールを数十秒から数分かかって受信したりします。
「やたら受信に時間がかかる」だけでも結構恐いし不愉快ですが、やっと受信が完了してメールを開くと左のような何だか分からないものが写っていたりします。
スクロールすると巨大な筆者の写真であることがやっと分かりますが、スクロールを思いつくのも難しいほど巨大です。
(ここまでデカイと筆者の毛の1本1本まで識別できてこれはこれで愉快です。)
しかし、送信した側はこんな他愛のない、筆者がくつろいでいる画像を何気なしに送信しただけなのです。
(「送信済みアイテム」をチェックすれば受信した側と同じ状態が分かるとは思いますが、多くの場合、気が付くのは送信してからです。)
なぜこんなことになったのでしょうか?
画像を送信するなら必ずチェックしなくてはならないことがあります。
1つ目の必須チェック項目
まず画像が保存されているフォルダを開き、画像ファイルを右クリックして「プロパティ」をクリックします。
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ここでまず「サイズ」をチェックします。この例では1.33MBとなっています。フロッピーディスク約1枚分ですね。これはヒドイ。ファイルサイズが大き過ぎます。このサイズが大きいと送信・受信時に時間がかかり、相手に迷惑がかかる恐れがあります。(ブロードバンド回線の方は気にならないかも知れませんが、ダイヤルアップ回線の人もいますし、一般に、巨大なファイルをやりとりするのはネットワークを利用する上でマナー違反とされています。)
この画像はデジカメで撮影したものですが、最近のデジカメは(スキャナも)非常に高画質な画像が撮影できるので注意が必要です。
ファイルサイズはせめて100KB以下に抑えたいところです。方法は後でやります。
HTMLメール(リッチテキスト形式)でメールを作成し、「挿入」−[画像」とした場合は、ドラッグで「見た目の」大きさを変更できますが、ファイルサイズが小さくなる訳ではないので、やはりこの項目はチェックしておくべきです。
ファイルの単位と画素数
ちなみにファイルサイズの単位は以下のようになっています。
1024B(バイト)=1KB(キロバイト)
1024KB=1MB(メガバイト)
1024MB=1GB(ギガバイト)
1024GB=1TB(テラバイト)
さらにちなみにデジカメなどで言う「画素数」は、「使用しているCCDの受光部である素子の数」で、分かりやすく書くと「一つの写真をいくつの点で表現できるか」という意味です。
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もう一つの重要なチェック項目
さて今度は「概要」(Windows Meでは「ファイルの概要」)タブを開きます。(Windows 98では「概要」タブはありません。後で「ペイント」を起動した時、メニューバーの「変形」をクリックして「キャンバスの色とサイズ」をクリックすると同じ項目を確認できます。)
「詳細設定」をクリックします。
ここで「幅」と[高さ]をチェックします。
この例では「幅」が「2048ピクセル」、「高さ」が「1536ピクセル」とあります。これは何でしょうか?
ピクセルとは!
ちょっと「画面のプロパティ」を見ますので、デスクトップのアイコンなどがない所を右クリックして「プロパティ」をクリックします。
「画面のプロパティ」ダイアログボックスが開いたら「詳細」(XP以外は「設定」)タブを開きます。ここの「画面の解像度(XP以外は「画面の領域」)」という所に、左の例では「1024×768ピクセル」と書いています。
これは、モニターの縦方向に768個の点を並べ、横方向に1024個の点を並べただけの解像度であることを表しています。(つまみをドラッグして例えば「800×600」にすると、点が少なくなるので表示できる情報量が減り、アイコンや文字は大きく表示されます。)
iMacのディスクを確認されているもの
さて、上の「2048ピクセル」というのがモニターからはみだす大きさであることが分かったと思います。設定を「800×600ピクセル」にしている人が多いことを考えると、画像の大きさは「400×300」ピクセル以下に抑えたいところです。
という訳でいわゆる「画像がでかい」という表現をする場合、「ファイルサイズ」と「解像度」の2つの意味があることに注意しましょう。
画像を小さくする
さて実際に画像を小さくしてみますので「ペイント」を起動します。
「スタート」−「すべてのプログラム」(または「プログラム」)−「アクセサリ」とたどって「ペイント」を起動します。
起動したらメニューバーの「ファイル」をクリックして「開く」をクリックします。
画像ファイルを開きます。
(XP以外は「ファイルの種類」を「すべてのピクチャファイル」などにしないとJPEGファイルなどは表示されません。)
「ペイント」では自動的に縮小表示をしたりしませんので、ここで大きさをチェックできます。(ピクセル単位の数字で確認したい場合はメニューバーの「変形」をクリックして「キャンバスの色とサイズ」をクリックします。)
縮小の作業に入りますので、メニューバーの「変形」をクリックして「伸縮と傾き」をクリックします。
「水平方向」を「20」%、「垂直方向」も「20」%にしてみます。
いい感じに縮小できたら上書き保存をして「ペイント]を終了します。
改めて画像のファイルサイズをチェックしますので、画像ファイルを右クリックして「プロパティ」をクリックします。
サイズはこの例では19.3KBになっています。
(もうお分かりだと思いますが、解像度を落とすと自動的にファイルサイズも小さくなるのです。)
幅は410ピクセル、高さは308ピクセルになっています。(最初、2048ピクセルで、その20%だから計算したら分かるんでしょうけど)
メールで送ってもちょうどいい感じではないでしょうか。
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